我が家では、月に2-3回は夕飯の食卓にカレーが並びます。比較的多いほうなのかしら?
カレーのスパイスは、中国の漢方に通じる薬効効果を持つものが多くあります。例えば、黄色の色つけに使われるターメリックはお馴染みのウコン。肝機能を強化してくれる効果は有名ですね。シナモンは桂皮と呼ばれ、風邪薬として処方される桂枝湯(けいしとう)や各種炎症を抑える桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などの処方に用いられます。
カレーの味や具には、それぞれの家庭で個性があります。「我が家の味」というものですね。我が家の「我が家の味」は何種類かあるのですが、中でも好評なのが「牛すじカレー」です。 お野菜は、玉葱と人参は欠かせませんが、その他には冷蔵庫にあるものを使います。
例えば、この日はマッシュルームをたっぷり1パック分加えてます。お茄子やズッキーニ、オクラ、トマトなども、よく追加するお野菜です。
カレールーには特にコダワリはなくいろいろなメーカーのものを試していますが、フレーク状の辛口のものが使いやすく、気に入っています。
牛すじの下ごしらえは、少し手間はかかりますが、時間をかけてしっかり脂分を抜けば、脂っこさも気になりません。牛すじのトロトロ感は、普通のビーフカレーとはひと味違やみつきになります。そして、なんといっても、コラーゲンが豊富。
今回は、牛すじの下ごしらえの仕方をご紹介します。
<牛すじの下ごしらえ>
- ザルにのせた牛すじに、たっぷりの熱湯をかけて。
- 湯が沸いた中に牛すじを投入。
- ふたたび沸騰したら、アクをとって5分ほど茹でて、茹でこぼします。
- ザルにあけた牛すじを流水で洗って。
- 今度は水から茹で始めて沸騰したらアクをとりながら15分茹でて茹でこぼします。
- ザルにあけた牛すじを流水で洗って。
- 5-6をもう一度繰り返し。
- 圧力鍋に、牛すじがかぶるくらいのお水を生姜、長ネギの青いところを入れて、沸騰させます。
- もうアクはあまり出ないけど、出たらとって。
- 蓋をして圧力をかけてゆきます。
- 圧力かかったら15分。
- 火をとめて自然冷却。
一晩おくと、上層に余分な油が固形になって浮いています。お肉の部分を取り出し、普通の肉類を使うように扱ってカレーの具にしてみてください。
なお、この余分な油はラードなので、脂質を抑える必要がない方は、チャーハンなどの炒め物に使っても便利ですよ。
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