大家重夫の世情考察

反日暴動反対論文

第4章 日本と中国の国交回復は急ぎすぎだったか

 1972年(昭和47)7月、田中角栄は総理大臣になると、8月ハワイで、日米首脳会談を行い、ニクソン大統領の了解をとり、9月、日本は、中華人民共和国と国交を正常化した。ニクソンは、前年、キッシンジャーを北京に行かせ、ニクソンショクを起こしていたから、日本に対し、絶対反対だ、いままで通りでいいではないか、といえなかった。
しかし、今思えば、日本は少し、急ぎすぎたのでないか。

 中嶋嶺雄(1936-2013)氏は「『日中国交正常化』は誤りだった」とし、「拙速外交の大きなツケに日本は今日も高い代価を支払わされているばかりか、それほどの代価を払ってきたのに中国側はこの四十年間、日本に対する敬意や本物の友情を示すことは一切なかった。日中国交正常化は、はたして正しい選択だったのだろうか。」(WiLL2012年10月号76頁)と述べている。あのとき、わたしも田中角栄総理の英断に拍手を送ったが、たしかに、今思うと、もうすこし時間をかけるべきであった。

 文革という失敗の時代を経て、経済的に疲弊した中国と経済力が強かった日本は、当初、蜜月と云っていい関係だった。


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中国政官データ[2016年5月版]

著者:大家 重夫(Shigeo Ohie)のご紹介

著者:大家 重夫(Shigeo Ohie)の写真

2013年 フランス ランスにて

プロフィール

1934(昭和9)年生まれ
久留米大学名誉教授・国際日本語普及
協会理事
LAIT(IT知財法務研究所)
客員研究員

京都大学法学部卒
1960年文部省(現・文部科学省)
1970年文化庁著作権課長補佐
1988年私立久留米大学法学部教授。
1995年久留米大学法学部長
2005年久留米大学特任教授・名誉教授
2011年日本ユニ著作権センターより
「著作権貢献賞」を受賞

主な著書に

  • 肖像権(1979年・新日本法規)
  • 改訂版ニッポン著作権物語(1999年・青山社)
  • タイプフェイスの法的保護と著作権(2000年・成文堂)
  • 唱歌『コヒノボリ』『チューリップ』と著作権(2004年・全音楽譜出版社)
  • 肖像権 改訂新版(2011年・太田出版)
  • 美術作家の著作権 その現状と展望
    (福王子一彦と共著・2014年・里文出版)
  • ウルトラマンと著作権
    (上松盛明氏と共編・2014年・青山社)
  • インターネット判例要約集(2015年・青山社)

などがある。

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