最近、「ペプチド配合」とうたわれた清涼飲料や健康補助食品などが注目を浴びています。脳や体の疲れの回復を助けるといわれ、ペプチドを積極的に摂取しているアスリートもいるそうです。
ペプチドとは、アミノ酸が2個から10個程度繋がったもののことを言います。
私たちは、肉や魚、大豆、卵などに含まれるたんぱく質を消化してゆく過程でアミノ酸を摂取しており、筋肉や血液を作るために欠かせない栄養素です。
では、ペプチドではなくアミノ酸を摂取すれば事足りるのでは？と思いがちですが、複数個のアミノ酸が繋がったペプチドを摂取したほうが、より短時間に、より効率的にアミノ酸を摂取することができるのです。
最近の研究・開発で、豚の大動脈から採取したたんぱく質「エラスチン」から作ったペプチドに血圧上昇を引き起こす酵素の働きを80%抑える効果があることがわかりました。
今後、血圧降下剤や健康補助食品などへの応用が期待されます。
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独立行政法人 科学技術振興機構
新技術説明会 技術内容リンク集
「２．酵素分解したエラスチン由来ペプチドによる血液効果作用」
九州工業大学 大学院情報工学研究院 生命情報工学研究系 准教授 前田 衣織
http://www.jstshingi.jp/abst/2011/kit/program.html
＜F.M.＞
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