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医療

大学教授が実名で個人ゲノム情報を公開

慶應義塾大学環境情報学部の冨田勝教授(同大学先端生命科学研究所所長)は、自分自身のゲノム(全遺伝情報)を解析し、7月31日から国立遺伝学研究所の「日本DNAデータバンク」(DDBJ)で公開を始めました。

日本人が実名で個人(パーソナル)ゲノムを公開するのは初めてという。

個人ゲノムが解読されると「どのような病気になりやすいか」が分かり、予防医療やオーダーメード創薬などへの貢献が見込まれます。その一方で、遺伝情報の判明による就職雇用や保険での差別問題、出生前診断などの是非問題など、社会的・倫理的な面から問題や課題も指摘されています。

今後の研究や、付随する問題点の洗い出しなどに、大いに役立つ勇気ある行為ですね。

 

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サイエンスポータル編集ニュース
【 2012年8月1日 大学教授が実名で個人ゲノム情報を公開 】
http://scienceportal.jp/news/daily/1208/1208012.html 

 

(F.M.)

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