第1回 スマートフォンと携帯電話、何が違うの?

 いま大きな注目を集めているスマートフォン。その特徴的な外観に加え、ボタンではなく画面に直接触れて操作する“タッチ操作”など、従来の携帯電話と比べ大きな違いがあるというのは、ご存じの方も多いことでしょう。ですが、スマートフォンと従来の携帯電話(“フィーチャーフォン”などと呼ばれることもある)との本質的な違いは、形状や操作方法ではなく、もっと奥深い部分にあります。

 携帯電話は元々固定電話を無線化し、そこにインターネットに接続したり、アプリケーションを動作させたりする機能を追加したもので、あくまで“家電”として発展してきました。ですがスマートフォンは、パソコンを超小型にし、そこに音声通話、無線通信機能を搭載したものであり、あくまで“パソコン”として発展してきているのです。

 家電とパソコン、両社の決定的な違いは“汎用性”にあります。家電は掃除や洗濯、テレビなど、決められた目的をこなすことが求められており、それ以外の機能拡張は基本的にできない、あるいは厳しい制限が課せられていることがほとんどです。ですがパソコンは、後からさまざまなアプリケーションを導入することで機能を拡張し、さまざまな用途に利用できるようになっています。それゆえ“パソコン”から発展してきたスマートフォンは、制約が多い“家電”である携帯電話と比べ、機能を自由に拡張でき、多彩な用途に活用できるのが、大きな特徴となっています。

 またスマートフォンは、パソコンから発展した機器であることから、最初からパソコン用のEメールやWebサイトなどが利用しやすいように作られています。そのため普段パソコンを利用している人にとっては非常に便利なアイテムとなりますが、一方でさまざまな操作をしたり、機能を活用したりするには、パソコン並みの知識が求められ、慣れていない人は電話をするのにも苦労するかもしれません。携帯電話にはない“難しさ”もあるという点には、注意する必要があるでしょう。

 ちなみに最近では、スマートフォンだけでなく「iPad」などに代表される“パッド”“タブレット”などと呼ばれる機器も登場しています。これは一言で説明してしまえば“大きなスマートフォン”で、スマートフォンの機能や操作性はそのままに、サイズを小型のパソコン並みに大きくしたものです。サイズが大きい分持ち運びはしにくくなりますが、その分画面のサイズが広くなり、見やすく使いやすくなるというのが大きな特徴です。

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