毎年5月の半ばからそわそわして、欠かさず作り置きするのが「山椒の実の塩漬け」です。
乾かして粉末にしたものは、お馴染みですね。七味唐辛子にも含まれていますし、鰻の蒲焼きとは切っても切れない間柄です。
中華 特に四川料理でも多用される山椒は、漢方薬としても用いられ、冷え性の改善・緩和、腹痛や下痢の予防、胃もたれや消化不良を改善し、食欲の増進も促し、基礎代謝の活性化や発汗作用もあります。
生の山椒の実が出回るのは初夏。以前、日光に旅をしたときに、道端の山椒の木はたわわに実り、お店にも袋詰めされた生の実がたくさん並んでいたのが印象的でした。最近では、季節になると八百屋さんでもパッケージされて販売されています。
佃煮にする方もいらっしゃいますが、我が家は決まって塩漬けです。
一番手軽で、一番美味しいと自負しているのが、これを薬味に使った冷や奴です。
山椒の塩味だけで十分。お醤油は要りません。ピリリと舌が痺れて、日本酒によく合います。
細かく刻んでご飯の混ぜたり、煮魚や麻婆豆腐に加えたり、万能調味料です。
■■「山椒の実の塩漬け」のレシピ■■
<材料(作りやすい量)>
生の山椒の実 200g
塩 60g
<作り方>
山椒の実を枝から外し、たっぷりのお水で奇麗に洗います。
熱湯で10分ゆがき、水に放します。
十分水を切って容器に入れる。 塩を加え、全体にまぶしつけ重りを乗せます。
2-3日して出てきたら、重しを軽くします。
更に一週間くらいしたら、山椒の実をざるにあげ、漬け汁は捨てて分量外の塩を好みの量を降り入れ、混ぜ合わせます。
密閉容器に入れて保存する。塩が多めのほうが日持ちします。
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